自粛の中、久しぶりの外出
コロナウイルス拡大防止のための外出自粛が続いています。僕の場合、仕事はもともと在宅でも可能な種類のものですので、特段の不自由は感じず過ごしていますが、やはり自由に写真を撮りに出かけられないのはなかなか辛いものですね。
もちろん世の中、よりシビアな状況に立たされている方たちが多くいらっしゃるわけで、自分の場合はあくまでも写真は趣味の領域なのですからそこで泣き言を言うのも申し訳が立たないと思っています。
というコトで基本的には2〜3日に一度、近所のコンビニかスーパーに買い出しに出る以外は自宅にいる生活を続けているのですが、一昨日、のっぴきならない用事で夕刻、青山に出かなくてはいけなくなりました。電車は避けようと思いクルマで。いやー都心のコインパーキングの料金は相変わらず鬼ですなそれにしても笑 そもそも全然空きがないし。スマホの駐車場探索アプリ見ながら目的地界隈をグルグル4周くらいして、ようやく妥協できるところに停めることができました。
灯るべき明かり
そんな「ちょっとした外出」の時に、お共にしたいカメラはやはりコンデジですよね。この時期に街中でガッツリとカメラ構えるのはやはり気が引けますし。ということでLX100。
いつも煌々と照明が灯っているプラダビルも、ISSEY MIYAKEのショーウインドウは真っ暗。ヨックモックは商品ディスプレイさえありませんでした。
どこか、2011年の震災後の、節電ムードの最中の街を思い出すような雰囲気でしたね。
灯っているべき明かりが消えている、というのはこんなにも寂寥感を喚起するんですね。外出自粛はまだ続くようですが、少しずつでも、灯るべきところに明かりが戻っていって欲しいなと、改めて思った次第。明かりの消えたディスプレイより人の行き交う街並みのほうが撮ってても楽しいに決まっていますしね。
そんな「ちょっと気の引けた」心持ちにあってもLX100は使いやすいですやっぱり。
鞄から取り出して、電源を入れて、ダイヤルを然るべき位置におさめ、構える。その所作に、否応無しに独特の雰囲気が伴うようなカメラだと思います。すなわちスマホを掲げるのとも、一眼レフカメラを構えるのとも異なる、控えめな撮影者のたたずまいが自然と漂うように思います。僕が歴代所有していたカメラで言うと、Fujifilmのx100に近いかな。
マイクロフォーサーズセンサーを奢ったレンズフィックスタイプの唯一無二のコンパクトカメラ。うむむ、外出自粛ムードの中「控えめに」写真の撮れるコンデジが重宝してくるとなるとMark2が欲しくなってきてしまうではないかいな。